遠方の親の代わりに手続きする委任状の書き方。銀行・役所の実例つき
1委任状とは
委任状とは、本人が特定の手続きを他の人(代理人)に代わって行ってもらうための書類です。銀行での預金の引き出し・解約、役所での各種届出などで必要になります。法律で定められた統一の書式はありませんが、提出先が指定の様式を用意している場合は、そちらを優先して使うのが確実です。
2必ず書くべき3つの項目
委任状を自作する場合でも、次の3つの項目が正確に記載されていなければ、手続き先で無効とされる可能性があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 委任者 | 手続きを依頼する本人の住所・氏名(自署・押印) |
| 受任者(代理人) | 実際に手続きを行う人の住所・氏名 |
| 委任事項 | 何を代理してもらうのか、具体的な手続き内容 |
これに加えて、作成年月日を明記し、本人の意思であることを示す直筆の署名・押印を行うのが基本です。
3銀行手続きの場合の注意点
銀行での預金の引き出しや解約を代理で行う場合、委任状に加えて次のような書類が求められるのが一般的です。
- 本人が自署した委任状(実印での押印を求められることが多い)
- 本人の印鑑証明書
- 代理人の本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)
金融機関ごとに指定の委任状書式を用意していることが多いため、事前に窓口やウェブサイトで確認し、指定書式があればそちらを使いましょう。
4役所手続きの場合の注意点
住民票の写しの請求や各種届出など、役所での手続きも委任状で代理が可能な場合があります。役所ごとに独自の委任状様式を公式サイトで配布していることが多く、認印で足りる手続きと実印が必要な手続きがあるため、事前に管轄の窓口へ確認するのが確実です。
5よくある質問
Q. 委任状は手書きでなければいけませんか?
A. 本文はパソコンで作成しても構いませんが、本人の署名(および必要に応じて押印)は自署が求められるのが一般的です。
Q. 認知症で本人の意思確認が難しい場合はどうすればいいですか?
A. 本人の判断能力が低下している場合、委任状による代理では対応できないことがあります。その場合は成年後見制度の利用を検討する必要があります。
Q. 委任状に有効期限はありますか?
A. 一般的な委任状に法律上の有効期限はありませんが、提出先によっては発行から一定期間内のものを求められる場合があります。事前に確認しておきましょう。