離れて暮らす実家の防犯・空き巣対策。留守がちな家を守るためにできること
1留守がちな家が狙われやすいと言われる理由
空き巣は、下見をして「留守が多そうな家」「侵入しやすそうな家」を選ぶ傾向があると言われています。郵便物がたまっている、洗濯物が出ていない、夜になっても電気がつかないといった様子は、外から見て「誰も住んでいないのでは」と判断される材料になりえます。親が入院・入所した、あるいは離れて暮らす実家に帰る頻度が減った家庭ほど、こうしたサインが蓄積しやすくなります。
2「留守が分かるサイン」を減らす工夫
- 郵便物の管理:郵便局の転送サービスや、近隣に頼んで定期的に回収してもらう
- 照明のタイマー:時間帯によって自動で電気がつく機器を設置し、在宅しているように見せる
- 敷地の手入れ:庭木が伸び放題、雑草が生い茂っているなど、放置感が出ないよう最低限の手入れをする
- SNSでの発信に注意:帰省予定や旅行予定をSNSに投稿する際は、公開範囲や投稿タイミングに気を配る
すべてを完璧にこなす必要はありません。できることから一つずつ取り入れるだけでも、外から見た「隙」を減らす効果が期待できます。
3帰省時にチェックしておきたいポイント
帰省したタイミングで、鍵・窓の施錠状態、玄関や勝手口の鍵の劣化、庭や物置の様子を確認しておくと安心です。特に、雨戸や勝手口など普段あまり使わない場所は、施錠を忘れがちなポイントです。近隣の方と顔を合わせる機会があれば、簡単な挨拶をしておくことも、いざという時に気にかけてもらえるきっかけになります。
4見守りサービス・自治体の防犯情報の活用
離れていてもできる備えとして、見守りカメラやセンサー、地域の防犯パトロール情報の活用があります。お住まいの自治体によっては、防犯登録や防犯パトロールの情報提供を行っている場合もあるため、地域包括支援センターや警察署の生活安全課に相談してみるのも一つの方法です。人による見守りサービスの選び方は見守りサービスの選び方と料金比較、公的な見守り制度は自治体の高齢者見守りサービスで詳しく解説しています。
5実家が空き家になる場合の考え方
親が施設に入る、あるいは亡くなって家が完全に空き家になる場合は、防犯対策だけでなく、家そのものをどうするかという実家じまいの検討も必要になります。放置した空き家は防犯上のリスクだけでなく、固定資産税や近隣トラブルの原因になることもあります。実家じまいの進め方は実家じまいの手順とタイミングで詳しく解説しています。
6よくある質問
Q. 帰省の頻度が少ない場合、何から始めればいいですか?
A. まずは郵便物の管理と照明タイマーの設置など、外から留守と分かりにくくする工夫から始めるのがおすすめです。近隣への声かけも有効な対策の一つです。
Q. SNSに帰省・旅行の予定を投稿しても大丈夫ですか?
A. 投稿の公開範囲やタイミングには注意が必要です。リアルタイムでの投稿は避け、帰宅後にまとめて投稿するなどの工夫が考えられます。
Q. 実家が空き家になりそうな場合、防犯以外に何を考えればいいですか?
A. 家そのものの活用・売却・解体などを検討する「実家じまい」も選択肢の一つです。放置すると税金や近隣トラブルのリスクもあるため、早めに家族で話し合っておくことをおすすめします。